
食べ物を食べるときや
かき混ぜたりすくうときに使うスプーンですね。
でも、釣りで使うスプーンの語源はここからきています。
1830年、ジュリオ・T・ビューエルという人物が
湖に落としたスプーンに魚が襲いかかったことにヒントを得て
ウォーブーラースプーンを発明する。
これがスプーンの元祖とされています。
スプーンといえば
主にステンレス製などの金属の塊のため
よく飛びますが沈むのも早いですね。
沈んでくれるスプーンは
自分の好きな層を引いてくることができますね。
また、渓流などの流れのあるところも
浮き上がりを抑えてリトリーブできるのが良いです。
しかし、スプーンは表層をゆっくり巻くのには
向いていないですね。
でも、表層をリトリーブできるスプーンも存在します。
金属の中でも軽量なアルミニウムを使ったスプーンです。

たとえば、ウォーターランドのアルミんです。
3gクラスのスプーンと同じ大きさですが
1.2gと半分以下の重さです。
スローローリングでも沈みにくい表層用のスプーンです。
こんなスプーンもあります。

透明?
これは、樹脂素材のバスデイ(株)のカランバ40です。
水牛の角にヒントを得たスプーンです。
日本においても1700年前後の時代で
すでに漁に用いられた餌木や角などが存在し
角は、日本固有のルアーの元祖として上げられています。
カランバ40とピュアとの比較です。

5gクラスのスプーンと同じ大きさですが
重さは、半分以下の2.4gです。
スプーンで表層のデッドスローリトリーブが可能です。
今、紹介したアルミんとカランバ40は
トラウト管理釣り場で使われるスプーンですが
バス用のスプーンもありますよ。

ケビン・バンダム愛用のセクシースプーン4"です。
自重24gです。
これは、表層系のスプーンではなく
フォール&ピックアップなどでバスを誘う
リアクション系のスプーンです。
カランバ40やカランバ50をバスの表層狙いで使っても
おもしろいかもしれませんね。
スプーンは、シンプルな形をしていますが
奥が深いルアーだと思います。
歴史を感じますね。